主人公の白柳啓はゲームの好きな高校生。
勉強は学年トップで全国でもトップクラスであるも毎日をとても退屈していました。
そんなある時、町で急に大男に襲われます。
廃墟のビルにて撃退するも少女に身体を吹き飛ばされ、気が付くと知らない内に集められ、モニターとしてバトルゲームに参加させられます。
各々が一つ能力を与えられ、様々な戦いに参加していくことに。
果たして主催者の目的は何か?
主人公達は無事に帰る事が出来るのか?
スリリングな頭脳バトルゲームの始まりです!
『出会って5秒でバトル』9巻までのネタバレ
高校生の白柳啓はある時町で襲われ、どこかに連れていかれた後にモニターとして多人数参加のバトルゲームに参加させられます。
そこでは1人1つ能力を与えられ、啓は「相手があなたの能力と思った能力」と言う複雑な能力を与えられました。
出会って5秒でバトル・第一ゲーム
啓は能力が面白いと考え、能力の使い方や主催者の目的等を推理していきます。
考えている内に『1対1で死ぬか、降参か、戦闘不能にするまで戦う』第1ゲームが始まります。
相手は「木の枝を剣に変える能力」を持つ人物。
始めは一方的に襲われるも、不利と思わせた所で話し合いに持って行きます。
そこで始めに主催者が使った「手を大砲にする能力」を使えると相手に信じさせ、それを使用し相手を降参させ勝利します。
次に天翔優利という女子高生に場面が移ります。
彼女は間の悪いのを悩んでおり、間の悪さからストーカーと一緒に飛び降りさせられた上の参加でした。
優利は「身体能力を5倍にする」能力を与えられ、敵を吹っ飛ばし第1ゲームを勝利します。
第2ゲームの始まり
その後第2ゲームが始まり5対5のチーム戦が始まりました。
5人から無作為に選び1対1で戦う勝負です。
仲間が殺されたりするもバトルは続き、啓は能力の効果を確認しつつ勝利し、チームも3対2で辛くも勝利します。
「王様を倒したほうが勝ち」デスマッチ
小休止の後行われた第3ゲームは広い森林地帯にて1人1000ポイント集めるのが達成条件。
これは以前からこのゲームに居た人々が沢山おり、合流してのチーム戦になりました。
赤、青、緑に分かれて戦う参加者達。
啓と優利は緑チームに入ります。
クエストでポイントを集めながら能力を試していく啓。
その過程で進行役の魅音により、赤チームと緑チームで「王様を倒した方が勝ち」で負けた方のチームが全滅させられる、デスマッチゲームが開催させられるのです。
更に倒した敵に取るポイントで、色々な効果を得られるゲームでした。
敵は恐るべき能力が多く、劣勢になって倒されていく緑チームのメンバーたち。
しかし、啓の策略や仲間たちの活躍で少しずつ挽回していきますが、緑チームには思いもしない赤チームのスパイがいて、緑チームのリーダー倒されてしまいます。
もうこれで終わりかと思われた所、緑チームは王様を啓に設定しており難を逃れます。
啓は「相手を見つける」効果をポイントで使用し、相手の副リーダーを見つけ出し倒すことに成功!
その後、相手のリーダーを倒せそうだった優利の能力を、ポイントの効果で封印させられてしまいますが、啓が『優利は予め決めた「身体能力を10倍にする」と言う能力を優利に想像させ発動させる』という方程式で、敵のリーダーを倒し、緑チームを見事勝利へと導きます。
現実世界の第4ゲーム突入
その後、啓達は第4ゲームへ進み、参加者66人中6人のみ最終プログラムへ進めるバトルロワイヤルに参加を決意。
第4ゲームは現実世界で行われ、敵に啓と優利は狙われます。
その人物は緑チームのリーダーの家族を殺した殺人者で「目の前で起こった事をなかったことにできる能力」で「触れたものを回転させる能力」と一緒に襲ってきました。
能力の謎を解きつつ、自分を殺させるのも計算に入れ倒すことに成功。(敵の能力で啓は回復します)
一方、所々主人公に付きまとっていた「体液を拷問器具に変える」女性が、青チームのリーダーだった人物の謎の能力で殺され、啓と同盟を組んでいた「相手の能力を10分の1でコピーする」女性も「価値ある物を爆弾に変えるの能力」の敵にやられてしまいます。
そんな中、啓は久しぶりに、確執のある父親に会うのです。
「出会って5秒でバトル」のここが面白い
後で納得させられる頭脳バトルが面白い
戦っている時はやみくもに見えても、後で主人公の解説で納得させられる所が多く有ります。
解説の後に、こんな考え方があるんだと感心させられます。
また、主人公は能力の効果を細かく確認し応用しており、戦いは本当に「頭の使い方」だなぁと思わされます。
未知なる能力との戦いがかなり面白い
「出会って5秒でバトル」では、それぞれの人物に様々な能力が出てきており、敵がどんな能力なのか想像するのもかなり面白いです。
滅茶苦茶凄い能力から、どうやって戦うのか分からない意味不明な能力なのも出てきますが、ある時に使うと凄かったり、誰かと組み合わせると便利だったりするのでユニークで考えさせられます。
先の読めない展開が面白い
戦闘が頭脳戦であるから先が読めなく面白いのも勿論有りますが、敵(主催者を含む)の目的や能力等不明な所が多く、今後の展開が楽しみです。
「出会って5秒でバトル」9巻までの感想・考察
始めは普通の異能力的なバトルと思っていましたが、主人公の能力が自分だけでは使えない能力とはいえ、能力の研究から応用まで良く考えられていて、凄いなと何度も思わされました。
また、戦いは頭脳戦からのどんでん返しも多く有り、非常に楽しめる内容になっております。
今後はまだ出てくる能力者の戦いが続くと思われますが、勝ち残っていった後は何が待っているのか?
敵(主催者)の目的は何か?
と言う謎も多く残されています。
ついつい頭脳戦に目が行きがちですが、実は主人公達の人間関係もどうなるのか楽しみでなりません。