カーストヘヴン21話ネタバレと感想!想像を超える波乱が起きるのか!?

    カーストヘヴンのネタバレと感想

    カースト制度を保ったままの修学旅行なんて、どうなるの!?

    とハラハラしていたところですが、前回はとんでもないところで終わっていましたね。

    梓の体をまさぐったのは誰なのか、シルエットから刈野ではないだろうと思っていますが……。

     

     

    目 次

    カーストヘヴン21話のネタバレ!

    さて、不穏な空気たっぷりだった前回の終わり際とは対照的に、カーストヘヴン第21話では修学旅行二日目、普段はカーストに縛られている生徒たちの学生らしい姿が見られます。

    不穏な気配はあるものの、無難に日程を消化

    まず、京都といえばココ、清水寺。
    はしゃぐあつむ達をよそに、大欠伸をする梓。

    「お前がそんなに繊細だったとは」

    夜に眠れていない様子をからかう久世に梓も咬みつき、二人は相も変わらず犬猿の仲のよう。

    すかさずあつむが仲裁に入り、今後のルートを説明します。

     

    あつむはその時、地図を出しながら話していたのですが、行きたいお店や食べ物のチェックなどが細かく書きこまれていました。

    「僕、中学の修学旅行も京都なんだけど、その時はあまり満喫できなかったから……」
    と、この旅行を本当に楽しみにしているあつむの言葉を、久世も梓も聞いていました。

     

    場所を移動して、一行は八坂庚申堂へ。
    このお堂では『くくり猿』というものが売られています。

    ちょうど、猿が手足を縛られているような形です。
    これは人間の欲に喩えたものだそうで、お腹のような部分に願い事を書いてお堂にくくりつけるのです。

    さっそくあつむたちは願い事を書きますが、梓は
    「なんで俺がそんなことしなきゃいけねーんだよ」
    と悪態をつきます。

    そこへまた久世が……そしてあつむがフォローを……と、ちょっと漫才のようなやりとりが繰り返されます。

    いつもはもっと緊迫した雰囲気なので、こういう描写は読んでいて胸がほっこりしますね♪

     

    「あつむとずっと一緒にいられますように」
    「僕の大好きな人が笑顔で暮らせますように」

    あつむも久世も、お互いのことを想い合った願いごとを書きました。

     

    梓はといえば、「下らねえ」と、くくり猿をお手玉のようにしています。

    その首筋を、後ろから触れてくる指が

    思わず振り向いた梓ですが、後ろはたくさんの観光客が行き交っています。
    梓は自意識過剰だと言っていますが、果たしてそうなのでしょうか。

    気分が悪くなったのか、一人でさっさとお堂を後にするのでした。

     

    その後ろ姿を追い掛けようとしたあつむに、久世が
    「梓、何か書いてたよ」と教えます。

    くくり猿には、
    「ババアに早くマトモな彼氏ができますように」
    と書かれていました。

    なんだかんだ言いつつ、梓はお母さん思いなのです。

     

     

    何かが起こる度に現れる刈野は、敵か味方か

    次にやって来たのは産寧坂。

    ここでは色んな美味しい食べ物が売られていて、さっそくソフトクリームを買ったあつむは、他の食べ物も楽しそうに品定めタイムです。そこへ、他校の学生がはしゃぎながらぶつかって来ました。

     

    衝撃で、持っていたソフトクリームがべったりとあつむの制服に。
    学生たちは謝罪することなく、歩き去ります。

    あつむはそんな彼らを責めることなく、はしゃぎすぎたと言ってお手洗いに。
    久世もしっかりとついて行きます。

    一方、あつむにぶつかった学生達を梓が追っていました。
    楽しげに笑っている後頭部に、持っていたポーチを思い切り叩きつける!

    スカッとしましたが、相手の学生も腹を立てて掴みかかって来ました。

    そこへ現れた刈谷。
    動画を撮ってSNSに拡散することを匂わせ、学生を追い払います。

     

    「お前ってマジでバカだよな」
    「あ?」

    二人が険悪になりかけたそのとき、お手洗いから戻ったあつむ達が追い掛けて来ました。

    刈野とはここでまた別れることに。

    修学旅行2日目、事件は起こる

    いよいよ二日目最後、花見小路通。

    人気の抹茶パフェのお店へやって来ました。
    しかしすごい行列です!

    「どうする?」と尋ねる久世に、「食べたい!」と目を輝かせるあつむ。

    そうそう、美味しいモノは並ぶほどの価値がありますよね! 😉

    ずっと待って、ようやくあつむ達の番……というところで、列の後方に刈野の班が!

    カースト的にハイクラスの人間で固まっている班なので、順番を自分たちに譲るようにクイーンの由美が迫ります。
    それを足止めする梓。

     

    「てめえらはてめえらで並べや」
    そう言って、梓はあつむ達を先に行かせるのでした。

    今まで、誰がどうなろうと知った事ではない、といった風だった梓。

    「どういう風の吹き回し?」
    と尋ねる久世に、「別に」とそっけなく返事をします。

     

    「それより見ろよ」

    梓は久世に、顔を真っ赤にして悔しそうにしている由美を示し、これ見よがしに笑いを堪えています。

    それに益々立腹する由美は、刈野に梓を潰すようにねだります。

    しかし刈野は、
    「あいつはお前らが手におえる奴じゃねえからな」
    と、その制裁は自分だけで行うことを匂わせるのでした。

     

    梓のおかげで、無事に抹茶パフェにありつけたあつむ達。

    「全然しつこくない! ペロッといけちゃう」
    とあつむも絶賛です。

    その袖を引いた梓。
    あつむのスプーンから抹茶パフェを味わいます。

    「まあ、旨いじゃん」と、どうやら梓もまんざらではなさそう。

    三人仲良くテーブルを囲んでいるシーンでした。

     

    二日目の日程も終えて、ホテルに戻ってきた梓達。
    食事をする面々をよそに、前日陰毛を刈野に剃られてしまった梓は、一人でこっそりと風呂へ入ります。

    浴槽に浸かろうとしたその時、またもや後ろから伸びてくる手。

    梓の後頭部を鷲掴みすると、その顔をお湯のなかへと沈めます!

    梓が溺れるまえに頭を引き出し、「死ねよ」と告げるのです。
    その後、再び梓の頭を浴槽に沈めた男。

    梓はなんとか抵抗し、男は逃げて行きました。

     

    そんなことがあったからか、夜になっても梓は眠れないままです。
    気晴らしなのか、ホテルの庭に一人でいると、刈野が声を掛けて来ました。

    「こんなとこで何してんだ」
    「てめえ、どの面下げて現れやがった!」
    と、刈野の胸倉を掴む梓。

     

    しかし刈野は、「なんかあったのか?」と何も知らない様子です。
    梓もそれに気付いたのか、すぐに刈野から手を放しました。

    刈野は「お前がどうなろうと知ったこっちゃねーし」と言いながら、しかめっ面の梓に温かいお茶を渡します。

     

    「せいぜい楽しめよ」
    と言って去る刈野。

    おそらく犯人は刈野じゃないのでしょう。

    修学旅行に来てから、毎日異様な出来事に襲われる梓は、ホテルの寒い庭で何を考えるのか。

    ここで、カーストヘヴンは次話へと続きます。

     

     

    過激さ増す『カーストヘヴン』21話の感想

    20話もずいぶんと物騒な雰囲気でしたが、この21話は過激さに拍車が掛かっていました!

    気になったのは、梓に降り掛かった災難の内容の違いです。

    20話では、まるで梓を性的対象にしているかのような行為でした。
    それとは対照的に、21話では梓を心から憎むかのような行動に出ています。

    果たして同一人物によって行われたものなのでしょうか?

     

    今までのカーストヘヴンを読んできて、梓に制裁を加えそうな人物をピックアップするならば、

    • クラスメート
    • サングラスを掛けたエノという長髪の男
    • 由美

    といったところですね。

    クラスメートは、刈野が牽制しているので可能性としては一番低いかも知れません。
    エノか由美が仕向けた何者かが、梓を襲っているのではないのでしょうか。

     

    それはさておき、回を重ねるごとに、梓の男前っぷりが浮き彫りになってきて惚れてしまいそう。(〃ω〃)

    あつむや班の皆を思っての行動のように見えますが、

    「俺が気に入らねえからやったんだ」
    といった口調で、まったく恩着せがましくないところに好感が持てます。

    梓のこういった面を見ると、事あるごとに助け船を出す刈野は本気で梓のことを好きなんじゃないかと思ってしまいますが、どうなのでしょうか。

    以前、巽が刈野の弱点は何となくわかっていると言っていました。

    それは、左肩を痛めることになった梓の監禁事件の直後。
    それらも考えると、刈野→梓という図式は現実味を帯びて来ますよね~。

     

    また、この修学旅行編は、梓が裏で見せる優しさや、あつむや久世が楽しそうにしている場面が多いです。
    普段は読者にとってもつらく感じる描写が多いので、この修学旅行編に癒されることも度々です。

    そんななか梓に迫る不穏な影は、読んでいてとてもハラハラさせられますね。

    来月もカーストヘヴンは連載されるようですので、楽しみに待ちたいと思います 😉

     

    今月号は番外編も!

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