前作では、神崎(クイーン)や石丸、菊原と白勢の過去があかされました。
政府の中で昔から暗躍する者や、鬼に対する思惑、そして、鬼に対する世間の批判が強くなる中で、クイーン隊によるクーデターが始まったのです。
菊原と対峙する安斎、その場所に向かうゼロナナとゼロキューの思いは、菊原につたわるのでしょうか?
そして、つかさは白勢から、政府の思惑や今までの動き、クイーン隊によるクーデターの全貌があかされます。
つかさや安斎、二人に関わってきた者達の未来は…!?
人と鬼の思いが織りなすダークファンタジー、堂々の本編完結です!!
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デビルズライン13巻のネタバレ
Line.63 クーデター
首相官邸に立てこもったクイーン隊は、職員の人質と「池袋事件」をたてにして、政府に4つの要求を出します。
- 最近に成立した、鬼関連の法を完全撤廃すること。
- 鬼の行動指針を廃止して、我々と共に作り直すこと。
- 鬼狩りから鬼を守るために、日本各地に鬼の保護地区をつくること。
- 鬼が社会で安全に暮らせるよう、総理から、鬼とヒトが平等に「人間」であることを、宣言すること。
最後にクイーンは、こう言いました。
「私の名はクイーン、私の部隊は、ヒトと鬼とで編成した「人間」の部隊だ。」
クイーンの要求を聞いた、国会議事堂の閣議室に集まった面々は、ざわつき、責任を擦り付け合ったりする中で、臨時総理で厚生大臣の祖父江だけは、冷静に意見を返したりしていますが、周りの官僚達は耳を貸しません。
その頃、安斎は菊原と対峙していました。
安斎は幼い頃、菊原によって植え付けられた恐怖を、一連の記憶と共に蓋をしましたが、その蓋が開いた今は、色々と考え思います。
「俺は、自分に起きたことを、全て思い出した、それが苦難でも、全部、俺のものだった」(安斎)
過去に安斎 環と面談したことを、思い出す菊原。
何も話したくない、という環に、復讐を果たして、希望の光を感じたか、と聞きます。
「復讐は後悔していないが、希望など感じない、あなたの状況は知らないが、救いがあるといい」と応える環。
菊原は「聖人の言葉を聴きに来たのではない、俺と同じ場所に降りてこい」と言いました。
その菊原と同じ場所に降りて来たのは、環ではなく、環の息子でもある幼い頃の安斎でした。
これで少しは対等に話ができるか?と聞く安斎に、お前に何がわかる、自分はいつでも闇の中を生きてきた、と菊原は言います。
「闇を捨てろと言っているわけじゃない、お前には新しい夜明けがある、お前はきっと愛されている。」
安斎の言葉が終わると同時に、安斎の後ろにある建物に駆けつけるゼロナナとゼロキュー。
切なさの混じった複雑な表情を浮かべるゼロナナに、菊原は銃口を向け、引鉄を引きます。
安斎の「伏せろ」という言葉は間に合わず、銃弾はゼロナナの頬を掠めました。
「バカが……」と怒る安斎は、変異が始まっているのでした。
一方、つかさは白勢にハンスの配信動画を見せられ、彼の役割とクイーンや自分達の目的を説明されます。
そして、つかさは「これから何が起きるのか、全て教えてください」と白勢に言うのでした。
Line.64 シックス
お前を殴る、と怒る安斎に菊原は、お前は何様だ、と言い返します。
「ゼロナナは母である優鶴と同じだ、顔も見たくない」と菊原は言います。
すると安斎は、「なんで優鶴の時のように殺さない、以前もゼロナナではなく自分の方を撃った、それでも即死を狙ってはいなかった、お前は自分達を嫌っていながら、殺せないのは、何か言いたいことがあるのではないか」と銃を持つ菊原に近づきながら言うのです。
「言いたいことがあったんじゃないのか。本人にはもう伝わらないが…。優鶴に何を言いたかった?」(安斎)
(母さん、あんたが俺にしていたことは虐待だ)(菊原)
安斎の言葉は、菊原には響きませんでした。
2人が話していると、政府直属の暗殺部隊で、旧CCCを全員処分するために新設された”公安第六課”に包囲されます。
居合わせた安斎も、秘密保持のために殺されそうになります。
その頃、国会内では臨時総理による記者会見が始まりました。
クイーンたちの要求を受けることを話し、「池袋事件」のことを話そうとすると、暗殺されてしまいます。
しかし暗殺されることを想定し「池袋事件」の真相を全て打ち明けたICレコーダーを、再生していました。
それによって「池袋事件」を仕組んだのは、政府だということが世間に知れ渡ったのです。
公安六課によってクイーン、白瀬が狙撃され、そして菊原も安斎の目の前で撃たれてしまいます。
安斎が、菊原に銃口を向け「俺はお前を、受け入れる」と言った時に…
Line.65 フーアーウィー
銃弾が片目を掠めた菊原は、安斎の言葉に対し「好きにしろ。俺も好きに生きる」と言い姿を消します。
一方、体を撃ち貫かれた白勢に、採血キットを使うつかさ。
しかし白勢は、「ReMIなので血液では回復しない」とつかさに言います。
しかしそれでも体質は変わるかもしれないと言い、つかさは採血キットを使用したのです。
クイーンたちが失敗したと知ったハンスは、任されたネット配信を辞めることに。
居場所が欲しくて協力していたハンスですが、役割が居場所を保証してくれるわけではないと気付いたのです。
「だって俺は、ここで役割をこなしてみたけど、ここが本当の居場所だって感じはしてない」(李ハンス)
ハンスは自分の言葉を最後に残して、帰りたいと思う場所に、帰ることにしたのでした。
半年後の世間は、鬼を差別することを訴える団体と、反対に、鬼への差別撤廃を訴える団体との2派ができていました。。
Line.66 デビルズライン
つかさに連絡したゼロナナとゼロキューは、菊原の居場所が見つかったかもしれない、と青森へ。
幼少期の菊原が世話になった人が青森にいると知り、行ってみることにしたのです。
「会ってどうするかは決めてないけど、ただ顔が見たい」とゼロナナは言います。
「菊原を連れて帰るのは難しいかもしれないが、必ず罪を償うために戻ってくる」とゼロナナは石丸に伝えました。
石丸らを見送ったつかさは、加賀崎に会います。
加賀崎は「牛尾への気持ちに区切りをつけて、前に進んでいく」とつかさに言いました。
一方、公安六課に狙撃され、重傷を負っていたクイーンは、Dr.エリタによって救われていました。
回復したクイーンは、日本を離れアフリカに行くことにします。
アフリカにいるという、新生ReMIを守る、それが自分の生き方だと言いました。
「戦いは終わらない、国内でも、国外でもね」(神崎(クイーン)
安斎みどりの提案は、「ハイブリッド計画」の見直しを検討すべきということ。
再来春からは、新しい風を入れることも決まった、と言いました。
白勢はつかさの血を飲んだおかげで回復して、もうReMIではなくなった、と言います。
ジルと沢崎も恋人としての関係をスタートさせ、麻夕はついに整形を決意して、牧村ともうまくやっています。
BARサカキに集まりクリスマスパーティーをするつかさたち。
そこには、ハンスや加納、柳夫妻などが揃っていました。
柳の息子と遊んでいる安斎を見たつかさは、今度香川来ない?と実家に誘いました。
行ってもいいなら…と戸惑う安斎に、笑顔で返事をするつかさ。
安斎はつかさとキスを交わし、仕事へと向かって行きます。
変わり続ける、この闇と光の混沌の中で、俺たちは生きていく
(完)
デビルズライン13巻の感想
前巻までは恋愛色が強めでしたが、今巻はシリアスなお話が多めでしたね。
クーデターや祖父江の証言によって、世間の考えが少しずつ変わっていて、でも変わっていない考えもあって、それが最後の「闇と光の混沌」という表現なのかもしれません。
クイーン、白勢を筆頭に、LGBTの話題も沢山入っていたと思います。
なによりも、つかさと安斎がこれからどう進んでいくのか気になりました~。
鬼についても、謎なままが多くて、気になることが多いですし、環と安斎が会うことはできるのか、とか、ハンスはどう生まれて育ったのかとか、ゼロナナ達は菊原を見つけることができたのか、とか気になることが多いです。
次回から、番外編が始まるとのことですので、番外編で何が語られるのか、期待しています!!
でも、、もう少し続くと思っていました。。。
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