不浄を拭うひと4巻ネタバレ【分冊版】忘れられない言葉

    「不浄を拭うひと」ネタバレ

    『本当にあった笑える話Pinky』に掲載されている不浄を拭うひと4巻のネタバレと感想です。

     

    前回のあらすじ

    面倒くさいことはすべて経験してきたという山田ですが、亡くなった人のホステスが乱入してきて面倒くさいことに。

    金目のものを回収して、嵐のように去っていくホステスたち。

    その後、部屋に飾ってあった故人のポエムをみて、癒される山田。

    今日は貴重な日だったかもしれない。

    そう思う山田なのでした。

     

    目 次

    「不浄を拭うひと」4巻のネタバレとあらすじ

    第7話

    特殊清掃の仕事をする山田。

    孤独死した人の部屋を清掃するほかに、遺品整理の仕事も請け負っています。

    しかし、ゴミ屋敷の清掃をすることになった山田は、部屋に入れずに困ってしまいました。

    山田の出した答えは

    ゴミの山を登ること

    なんとか部屋に入った山田は、アリ地獄を探します。

     

    山田のいうアリ地獄とは

    ゴミ屋敷で生活している人が、スペースを確保するためにできるすりばち状の場所

    のこと。

     

    ひとまずアリ地獄に避難した山田は、大量の猫缶を発見します。

    山田はペットがいる部屋の清掃は苦手・・・。

    その理由はほとんどの場合、ペットが亡くなっているから。

    さらに、ペットの死体があることで、わけのわからない生き物も住み着いてしまいます。

    そのため、ペットのいる部屋の清掃がトラウマになっていました。

     

    清掃が終わり、大家さんから費用を聞かれる山田。

    50万円以上はかかると答えます。

    本来は入居者が払うべきものですが、実際は大家さんが払うことがほとんど。

    ふところが痛いと大家さんはなげいています。

     

    この日はもう1件依頼があったので、その場所に向かう山田。

    商店街の中にあるその家は、ゴミでいっぱいでした。

    (1か月以上はかかるかも)

    現状をみて山田は予測します。

     

    急いでいないので空いてる日にお願いしますと言う依頼主。

    数日後、先輩と一緒に作業を開始しました。

    清掃していると、山田は何かを踏んでしまいます。

    それは動物の骨らしきもの。

    もしかして・・・。

    ネコがいるのかと思いましたが、山田の踏んだ骨はチキンの骨でした。

    死んでなくてよかったと胸をなでおろす山田。

    「どこかで幸せにくらしていればいいな」

    そう願う山田なのでした。

     

    第8話

    数年ぶりに元先輩に会うことになった山田は、もんじゃ焼き屋でおち合うことに。

    先輩の長井は、自ら特殊清掃の会社を経営しています。

     

    山田と長井はもんじゃ焼きを食べ始めますが

    前にきた時はダメだったもんな

    と語る長井。

    特殊清掃では、清掃する時に使う金属のヘラがあります。

    この金属のヘラがもんじゃ焼きのヘラと重なってしまい、食べられなくなるようです。

    しかし、場数を踏んだ山田は平気になっていました。

    長井からも一人前になったとほめられます。

    ここで山田は、長井のかけられた忘れられない言葉の話を始めました。

     

    山田が仕事を始めた頃。

    長井とペアになった山田は

    「自殺未遂に失敗して亡くなった女性の部屋」

    にやってきます。

    その部屋は血まみれになっていました。

    睡眠薬を飲み、手首を切った女性は助けを呼ぶこともできず失血死してしまったようです。

     

    清掃が完了し、次の現場に向かう2人。

    先ほどの女性の部屋とは違い、人が住んでいそうなほどキレイな状態でした。

    布団の上で亡くなったようで、そこにはくっきりと痕が残っています。

     

    清掃が終わり、飲みにきた2人ですが山田に元気がありません。

    孤独死した人が気の毒だと、山田は思っていたのです。

    それに対し長井は、気に病むことじゃないと言いました。

    なぜなら、孤独死する人は

    自分が孤独死するなんて思っていない

    と理由を話します。

     

    亡くなった人たちは明日はくるものだと思って生きている

    オレたちが思うほどひどい生活をしていたわけじゃない

    そう続ける長井。

    人間として人生をまっとうした。そう思わないか?

    と山田に問いかけます。

     

    この言葉で山田はやる気になりました。

    ここまでこれたのも長井さんのおかげ・・・。

    山田は頭を下げます。

    良かったと笑顔になる長井。

    めでたし・・・となるはずでしたが

    山田に相談したいことがある

    と長井が打ち明けます。

    長井の相談とは、ビジネスの話でした。

    イヤな予感がする山田。

     

    その後、長井と解散し帰宅した山田。

    疲れ切った表情に、妻が理由を聞きます。

    長井の相談とは

    「山田が作った消臭剤の作り方を教えて欲しい」

    という内容。

    企業秘密だと断り、山田はなんとか乗り切ったようです。

    「当分は会いたくない・・・」

    長井は山田の恩人ですが、今はライバル同士。

    このような取引はうまくかわさないと生き残れない。

    そう思う山田なのでした。

     

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    「不浄を拭うひと」4巻の感想

    孤独死した人は、自分が孤独死するとは思っていない。

    確かにそうですよね。。

    山田は長井の言葉で救われたようで、それは良かったと思います。

    良い話のあとは、大人の事情がかいま見えましたが・・・。

    それも含めて面白かったです。

     

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