『姉の結婚指輪を受け取りに行く』という名目で韓国に向かい、ジョバンヒと再会を果たした鐘子。
ベッドの上で離れがたい思いのジョバンヒは、「僕も一緒に日本に行く」と言って鐘子の帰国の飛行機と同じ便のチケットを予約します。
無事に羽田空港に到着した鐘子とジョバンヒでしたが、なんとそこには姉の葉子と葉子の夫・賢治が出迎えに!!!
慌てる鐘子が追い返そうとしている間に、トイレから戻ったジョバンヒは賢治の姿を見てしまい、そのまま黙って去っていってしまいました。。
東村アキコ先生の傑作漫画『偽装不倫』第4巻。
早速ネタバレと感想を語っていきます。
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偽装不倫のネタバレ(漫画)4巻
偽装不倫4巻の最初のシーンは羽田空港内の寿司屋。
暗い顔で落ち込みながら寿司を頬張る鐘子。
姉の葉子と賢治と一緒に昼食をとっているようです。
ジョバンヒが黙って去ってしまったという事は、やはりジョバンヒは迎えに来ていた賢治の姿を見たのだと確信します。
そのはずです。
自分の夫だと嘘をついて賢治の写真をジョバンヒに見せていたのですからね。
一方、食事の最中に、姉の葉子は不倫相手のピンクの頭の青年・風太からの電話を受け取っています。
格闘家の不倫相手の若者は、練習中に頭をうち、首も負傷したようで病院のベッドの上から葉子に電話をしているのです。
突然の怪我の連絡に慌てた葉子は、仕事の急用だと嘘をついて夫の賢治と鐘子を置いて寿司屋を出ました。
姉の嘘を敏感に察知した鐘子は、脳天気に明日の3度めの結婚記念日を楽しみにしている義兄の賢治の姿を見て哀れみの目を向けるのでした。。
所変わって、韓国のソウル漢南病院。
脳外科の医者が予約していたジョバンヒが来ないことに心配しています。
検査結果が出たこと、そして今後の治療方針を相談するためでした。
夕暮れの日本の列車の中。
ソウル漢南病院からの着信に気づくも電話をとることをしないジョバンヒでした。
一方鐘子は福岡に出張の賢治を送って自宅に帰宅します。
ジョバンヒとの突然の別れは、「鐘子自身の(夫婦)生活を壊さないようにと言う彼の気遣いだったのだ」と思い込もうとしています。
しかし、ジョバンヒとの楽しかったひととき。
彼の優しさを想い出し、涙が止まりません。
一人の寂しさに枕を濡らす鐘子でした。
次の日、朝食時に鐘子の母が、韓国土産にクッションファンデが欲しかったのに、とこぼしています。
鐘子の顔は、涙で目を腫らし浮腫んでいます。
そこに朝帰りしてくる姉の葉子の姿を、鐘子は冷ややかな目で見つめました。
葉子は、翌日の結婚記念日のディナーの際に急病になるように、と鐘子に頼みます。
入院している不倫相手の風太が心配のようです。
不倫はしているけど、夫とは分かれる気はない、と。
呆れる鐘子でしたが、1万円という報酬でちゃっかり請け負ってしまうのでした。。(;^_^A
翌日、葉子と賢治はお洒落なレストランで結婚3周年の記念日の食事中。
しかしその会話の中で、そろそろ子作りのことを考えて欲しい、との賢治からの提案が投げかけられました。
来年になったら仕事が落ち着くと思うから来年チャレンジしてみるのも手だと語る葉子。
頷く葉子の返事に賢治は喜んでいるようですが、その時、「一万円のバイト代」で買収された鐘子からの偽の電話(牡蠣にあたって食中毒で病院に運ばれた、という)がかかってきて、都合よく嘘をついて葉子はそのディナーの場を後にするのでした。
姉の葉子の不倫に呆れながら、中央病院の休憩室でいちご牛乳を買う鐘子の背後から、なんとその不倫相手の風太が親しげに話しかけてきました。
青年との会話の中、屈託のない笑顔とさりげない天使のような優しさを感じた鐘子は、姉が惹かれるのも無理はないと納得してしまいます。
夫の賢治との会話に立て板に水の如く嘘を並べる葉子。
そして鐘子に言うのです。
旦那との結婚記念のディナーよりも、不倫相手と食べるカップラーメンのほうが美味しいのだと。。
義兄が寝た時間に家に帰れと姉から支持された鐘子は、病院のロビーでジョバンヒのことを考えています。
空港で、旦那(義兄の賢治)の姿を見た瞬間に「これ以上関わりたくない」と思って去ったはずだと考える鐘子。
インスタにメッセージを送るとかはストーカーのようで気が引けると思いながら、ジョバンヒのインスタを覗くと、そこには
#銀河鉄道
の文字と夜空に輝く岩手の眼鏡橋を渡る鉄道の写真がアップされていたのです!
そしてジョバンヒが、「岩手に居るから来て」と言っていると察した鐘子は、岩手に向かうのでした。
新幹線の車中で、自分の往生際の悪さを考えながらも、今度ジョバンヒに会えたら本当のことを言おうと決心します。
韓国で鐘子はジョバンヒの腕枕で、岩手の観光地をスマホで検索したことを思い出しています。
そこで銀河鉄道をイメージしたSL列車のことを話した記憶から鐘子はSL列車に乗ることに。
車窓から見える幻想的な風景と相まって、前日の寝不足がたたり、ジョバンヒのことを想いながらウトウトと車中で一眠りする鐘子。
列車が眼鏡橋を通過する時、なんとSL列車にカメラのファインダーを向けるジョバンヒの姿がそこにありました。
ジョバンヒは、カメラ越しに鐘子の姿を見つけることは出来たのでしょうか?
目が覚めた鐘子は、降り立った駅の近くのカフェでアルバイトの女子高生に「眼鏡橋以外での写真が撮れそうなところはどこか」と尋ねると、その女子高生は「イギリス海岸がめっちゃインスタ映えする」と激押ししました。
スマホで検索して現れた風景の画像を見て、ジョバンヒだったら写真を撮りに行きそうな場所だ、と鐘子は思い、その足を「イギリス海岸」へ向けることにしました。
30にもなって、少女漫画のような彼との再会を考えたりする自分の姿を愚かに感じる鐘子でした。
夕刻になり、イギリス海岸は水面に夕焼けが美しく反射しています。
そこにはジョバンヒの姿はなく、赤い髪のイギリス人観光客が夢中になってシャッターを切っているだけでした。
現実を思い知る鐘子。
ジョバンヒが側に居てくれて、全てが夢のように楽しかったのは、
鐘子が嘘をついていた間だけだった、のだと。。
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偽装不倫4巻の感想
どんどん不倫の嘘にハマっていく姉の葉子。
今回は、あまりにも平然と嘘をついていく葉子が恐くもありましたが、それまでに自ら課した人生設計のレールから外れたその「不倫」なのに、あまりにもその相手の青年の屈託ない優しい性格に、この不倫の出会いに仕方なくも感じでしまいました。
反して、ウジウジと前に進めない鐘子。
自己卑下の権化のようになっている姿にイライラすることも!٩(๑`^´๑)۶
時の神様は、うまい具合に鐘子に「実は独身である」という本当のことを言うチャンスを与えてくれませんね。
次回こそは、鐘子とジョバンヒの少女漫画のような劇的な再会と、(独身であるという)本当のことを彼に伝えることが出来るように祈るばかりです。
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