ハムラアキラ原作ネタバレ!2話「静かな炎天」複数の依頼が続いた理由とは」

    ハムラアキラ原作ネタバレ

    不運な女探偵、葉村晶。

    彼女が<白熊探偵社>での調査で遭遇した事件を描いた作品が「静かな炎天」です。

    ミステリ専門書店「MURDER BEAR BOOKSHOP」で働きながら探偵社の調査員も兼務する晶は、この物語では短期間で数々の依頼に遭遇します。

    40代になり、四十肩らしき症状に悩まされながらも謎を解いていく晶。

    彼女の不運さは相変わらずといったところです。

    この物語は、晶がある人物の行動確認のために尾行をしているところから始まります。

    それではさっそくハムラアキラ原作のネタバレ、ドラマ2話の内容を見ていきます。

     

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    目 次

    ハムラアキラ原作ネタバレ(2話)静かな炎天

    40代になった葉村晶。

    彼女は、吉祥寺にあるミステリ専門店<MURDER BEAR BOOKSHOP>で働いています。

    オーナーの富山は白熊探偵社も運営しており、晶はその調査員も兼ねています。

     

    第1の依頼、依頼人:角野史郎

    二人は軽自動車に乗り、袋田浩継という人物を尾行しています。

    彼は5年前、23歳のときに飲酒運転で大きな事故を起こしていました。

    死者はなかったものの重傷者は3名。

    彼の素行調査を依頼したのは、事故により重傷を負った人物の父親、角野史郎でした。

    袋田が、今も飲酒運転を繰り返しているかどうかという調査です。

    大手ではなく<白熊探偵社>で調査してほしいと、角野は契約書にサインします。

    そのとき晶は、角野のボールペンに「日本お散歩振興協議会設立三十周年記念」と書かれていたのを目にします。

     

    さて調査開始直後、袋田はすぐに飲酒運転をし、証拠を押さえる晶。

    さらに袋田がオートバイに乗った2人組に襲撃されるのも目撃してしまいます。

    しかし飲酒運転の証拠は押さえてあるため、調査はそこで完了となったのでした。

     

    第2の依頼、依頼人:須藤明子

    その日のうちに店に戻った晶は、書店の客である須藤明子に会います。

    晶は、明子との雑談の中で、近所に住む町内会長、糸永の母親を思い浮かべました。

    糸川家は、書店の隣にある家です。

     

    先々月の終わりごろ、町内会長の母親が施設を追い出されて戻ってきていたのです。

    晶も明子も、糸永の母親から文句をつけられる日々を送っていました。

    そんな中、明子は「従妹の石塚幸子を探してほしい」と晶に依頼します。

    7年前に年賀状が来たきりであるため、従妹の消息を知りたいというのです。

    翌朝、晶はあっさりと石塚幸子を見つけ出し、この調査も終了してしまいます。

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    第3の依頼、依頼人:鈴木夫妻

    書店に戻った晶は、夕方、近所に住む鈴木夫妻に会います。

    不思議なことに、鈴木夫妻も晶に調査を依頼。

    それは「詐欺らしき電話をかけてきたのが教え子か調べてほしい」というものでした。

    翌朝晶は教え子の「大隣正樹」をネットで検索してみます。

    すると、一昨日、彼が詐欺グループの一人として逮捕されていたことが判明!

    鈴木夫妻から聞いた情報と、逮捕された人物は一致します。

    そのため、この調査もすぐに解決してしまうのでした。

     

    第4の依頼、依頼人:町内会長、糸村

    店にいる晶のところへ、町内会長の糸村がやってきます。

    複数のレストランを運営している糸永は近所からの信頼も厚く面倒見の良い人物。

    そんな糸村と晶は、店の中で話をします。

    糸永は晶に「昔の知り合いから本を買い取ってほしい」と依頼し、相手の住所を書くとボールペンを取り出します。

    そのボールペンを見た晶は、糸村に「母親は無事なのか?」という質問をします。

    晶の質問に糸村会長は答えませんでした。

     

    4つの依頼、その真相とは

    <MURDER BEAR BOOKSHOP>では8月の納涼イベントを開催。

    その夜に、糸永家に救急車が来ます。

    運ばれた人物は生きているようで点滴を打たれて運ばれていきました。

    様子を見物する野次馬はそれほど多くありません。

    なぜなら、近所に住む人の多くが出払っていたからです。

    そもそも本来は晶も、まだ袋田浩継の調査をしているはずでした。

     

    晶が糸永に母親の安否を確認したのには理由がありました。

    最初の依頼人・角野史郎と糸村が同じボールペンを使っていることに気付いたためです。

    他の人物も近所に住む人物ばかりです。

    晶はボールペンを見て「その日、晶が不在となるように」糸永会長が仕組んでいたことに気が付いたのでした。

     

    母親の介護により、糸永の妻は疲れて果てていました。

    また、周囲に信頼されている糸永は、母親の存在に苦しんでいたことでしょう。

    そのままなら、何らかの形で糸永の母親は死に至ったに違いありません。

    糸永の気持ちを思いながら、「最悪な事態を免れた」ということに晶は安堵するのでした。

     

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    ハムラアキラ原作(2話)静かな炎天の感想

    次々に舞い込む依頼は、それぞれ別のもの。

    どれもあっというまに解決するほど難易度の低い調査ばかりです。

    それらに関係性があることをボールペン1本で見抜く晶の観察力は「さすが」としか言いようがありません!

     

    人々が穏やかに暮らしていた住宅街は、町内会長糸村の母親により環境が変わってしまいます。

    そんな状況に誰より苦しんでいたのが糸村会長だったのでしょう。

    糸村会長は、晶を外に出そうと直接乗り込んだことによって殺意を見抜かれてしまいます。

    しかし殺意が起こったのは、おそらくは周囲の人たちのためだったに違いないと思うと、なんともせつなくて哀しい話です。。

    高齢化社会となった現在では、とてもリアルに感じられる物語だと感じました。

     

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