きみは面倒な婚約者の第1話は、社長令嬢の紫乃と婚約者のイケメン営業マン・橘はじめさんとのもどかしい関係に、紫乃の自虐的性格が更にもどかしさに輪をかけていました。
橘さんのイケメンぶりに、1巻目からノックアウト。
きみは面倒な婚約者ネタバレ2巻!
素直で愛されるヒロインと性格も仕事も完璧なヒーローが出会い、恋に落ちて結ばれる…では物語は面白くないので、悪役なヒーローの婚約者が登場。
2人はそれを乗り越えて絆を強めてハッピーエンドを迎えるのがいいのです。
そんな役の加治屋紫乃は、婚約者の橘はじめさんとレストランで夕食中。
新人の花澤さんと一緒に地方出張へ行っていたことを聞かされます。
お互い忙しくしていたけど、メールはくれていたし、なぜ行く前に言ってくれなかったのかと紫乃は不安に感じるのでした。
橘さんが出張中の話を楽しそうに言ったり、花澤さんと仲が良いのも否定しなかったりするのが嫌だな、と思う紫乃でしたが、何か言ったら漫画の中の意地悪な婚約者のようになってしまう…と踏みとどまります。
橘さんに送ってもらっている帰り道でも、婚約して3年だけど夜の10時前には家に送られている自分と2週間で一緒に旅行に行ける花澤さんの差はなんだろうと考えています。
いつものキスなしで、おやすみなさいと言うだけで別れようとする橘さんに、紫乃はキスをねだりました。
橘さんは驚きますが、いつもの触れるだけのキスを1回した後、紫乃に、
「もう少し口を開けて」
と、舌を入れて大人のキスを交わしました。
紫乃は、この3年で1番の進歩に興奮するも、なぜか心は満たされず、不安が大きくなるのを感じるのでした。
「婚約者カードを使って、キスを強制してしまった」
とその後自己嫌悪になっている紫乃。
今日は仕事で橘さんと打ち合わせをするため、気持ちが重いまま営業部へ向かいました。
すると、橘さんと花澤さんが冗談をいい合いながら、楽しそうに打ち合わせ中。
自分には見せない気さくな会話と笑顔を見せる橘さんに、紫乃はその態度の差を感じとてもショックを受けます。
涙が零れ落ちる前に、大会議室に逃げ込み、嫉妬でぐちゃぐちゃになって崩れ落ちる紫乃。
数年前、入社した頃の紫乃は他の社員からの陰口から逃げて、奥まった資料室に入り込んだことがありました。
そこで仮眠をしていた橘さんに出会い、それからお昼休みはそこで2人で何気ない会話をしてたのです。
その時色んな顔を見せてくれる橘さんを好きになったのです。
でも、ある日、父に婚約者として引き合わされ、橘さんは一瞬居心地が悪そうな顔をしたのですが、その後吹っ切ったようにきれいに笑って、それからは非の打ち所がない紫乃の婚約者になったのでした。
しかし婚約したと同じ頃に、2人がひそかに会っていた資料室は大会議室の一部に改修されて、さらにこっそり会うことがなくなりました。
すると、
「相変わらずここが逃げ場所なんですね」
と橘さんが現れました。
そして、紫乃が泣いているのに気が付き、隣に腰をおろし、2人で床に座ります。
橘さんが、今泣いている理由は?と聞きました。
こんな幼稚なことを言ったら嫌われると思いながら、紫乃は花澤さんを呼び捨てしていること、女の子のトレーナーになることをもっと前に言ってほしかったことや、2人で出張に行ってほしくなかったなど、思っていたことを吐き出しました。
橘さんは驚きますが、全く怒っていません。
紫乃は、橘さんの部屋に行った事がない、気安く話してほしい、もっと知りたいというと、橘さんは思わず紫乃にキスをしてしまいました。
仕事だから気を付けるけど聞き分けてほしい…でも、不安にさせているのだったら正直に言ってほしいと橘さんが言うと、紫乃が、
「だって橘さん 私のこと抱かないじゃないですか!!」
と口走ります。
で、きょとんとしてしまい、ちょっと考えた後の橘さんの返答は…、
「わかりました 抱きます。」
そして2人は橘さんの部屋のベッドの上。
紫乃は洋服がはだけている状態でベッドに横になっていて、その上に橘さんが乗っています。
急な展開についていけていない紫乃。
でも、橘さんは全く手を休めず、たくさん優しいキスをしながら服を脱がして紫乃の身体を気持ちよくさせました。
橘さん、いきなり
攻めモード全開になっています!(///ω///)
橘さんも紫乃の反応に興奮していますが、紫乃はここでも、「橘さんは興奮した演技が上手だな」と真逆に思ってしまってます。
途中、橘さんがまたふっと笑います。
それはいい子ぶっていた紫乃の顔しか見ていなくて、今の乱れた顔が結構クると思ったから。
そういわれ、紫乃も橘さんの感じている恍惚な姿も普段の様子から想像出来なかったと思うのでした。
橘さんは、この紫乃との体の相性を、
「困ったことにものすごくイイ…」
と言うのですが、それを聞いて紫乃は「私が「ただの」婚約者だからですよね」と心の中で思います。
翌朝、橘さんの腕の中で目を覚ました紫乃は、こそこそっと自分の携帯を取ってきて、あの好きな漫画を読みだしました。
どうしてもこの漫画のストーリーと自分の現実が重なってしまい、気になってしまうのです。
漫画を読んでいるの気が付いた橘さんは紫乃を抱き寄せ、ベッドでまったりしようとしていました。
紫乃は嬉しく感じるのですがその時、橘さんがボソッと言いました。
「…絶対に抱かないつもりだったのになあ」
それを聞いて、温かい気持ちになっていたのが覚め、紫乃はショックを受けるのでした。
そして、一旦家に戻って着替えてきますという紫乃。
2人で家の玄関を出た時、ちょうど隣に住んでいる花澤さんと鉢合わせに!
きみは面倒な婚約者2巻の感想
今回は、3年も清く正しい関係だったのに、一気に進みましたね。
でも橘さんの様子から、あ、ちゃんと紫乃のことが好きなんだな、と分かったし、それと同時に橘さんはとってもSっ気あると判明!
何、だから結構素っ気ない態度の時とかあるんでしょうか?
紫乃にやきもち焼かせたいとか?
今後の展開がすごく気になります。