いよいよ佳境に入った『モンキーピーク』!
魔猿は本当にいるのか?!
裏切り者は誰なのか?!
モンキーピーク9巻のネタバレ
死んだ藤柴に驚く全員、死んだ理由は分からないも低体温症ではないかとの事に落ち着きます。
営業部長の氷室が、死んだ藤柴を落としてスペースを作ろうと提案します。
皆で反対するも法務の安斎が生き残るには落として、更に服を取ってテントにすると提案。
皆が嫌がるも巨漢の安斎の高圧的な口調に皆は逆らえませんでした。
そして、泣く泣く藤柴を脱がしてお別れの挨拶を言って落としました。
その時、山の下から銃声がして、その後懐中電灯のモールス信号で安全だから下山するように連絡がきます。
一瞬喜ぶも本当に安全ならモールス信号は使わず拡声器等で連絡が来るはず、と気づき思い留まります。
しかし、それは猿の仲間の刀を持った男でした。
犯人は「薬害疑惑の被害者の会」の人間か?
その後 藤柴の服で風よけの様なテントを作り皆で過ごしていると、安斎が「猿に入っていた人間が薬害疑惑の被害者の会にいた」という事を話します。
被害者の家族が逆恨みで行っている可能性を皆が意識し、戸惑う早乙女達。
早乙女は「生きて帰れば、俺たちの勝ちだ」
と皆を鼓舞します。
そして、不安に駆られながら夜を過ごすのです。
その時、「八木兄を殺した凄い動きの猿は、他の猿とは別で気をつけないといけないも、夜目は見えないのでは」と話し合っています。
その為、朝早めに出発し何とか登っていくと八木兄のリュックと岩の中に何か隠された空間を見つけました。
そこには、死体から食べ物、飲み物まで色々な物が入っており、八木兄弟が使っていた保管庫だと気付く各々。
避妊具まであったために二人がただならぬ関係であったと気付くも、残されていた食料を貰い感謝するのです。
裏切り者はここにいた!
その頃、途中で落ちたふりをして山の途中に隠れていた開発室の飯塚は、猿たちが早乙女達を追いかけて行った後にこっそり下山を目指します。
途中で藤柴の死体を見つけるも、冷たい目で見ています。
その後、飯塚は下を目指していくと程なく登山ルートを発見。
そこで長谷川部長に会って驚いていると、急に長谷川部長にナイフで刺され長谷川部長がサルの仲間であることを聞かされます。
長谷川部長は猿の被り物もして早乙女達襲ってきたことがある事を話しつつ、助命する飯塚を崖から落とし殺害。
そして、残りの社員の元に「正しい結末へ導く」と意味深なキーワードを示し追っていきます。
長谷川たちは急な崖を登りきれず、迂回しながら登山道へたどり着きました。
そこで、追ってきた長谷川部長と合流し、長谷川部長が犯人の仲間である事に気付かず喜ぶ早乙女達。
その後、長谷川の今までの話をしながら進んでいき難所「ノコ身渡」にたどり着きますが、殆ど足場がない所を進んでいると猿と刀を持った敵が現れます。
混乱しつつも早乙女の機転で猿を落とすことに成功し、猿は岩に捕まるも遠くに追いやる事に成功。
刀の男は猿を待っているのか動かない為、早乙女達は先へ行き、途中の広い所で待ち伏せすることに。
その際、長谷川の服の血に気付く経理の佐藤ですが言い出せないでいます。
長谷川はトイレに離れ猿に待ち伏せを知らせに行こうとしているも、安斎が長谷川の服の血に気付き付いていき、安斎を襲おうとナイフを持った長谷川を、後をつけさせていた氷室に倒させます。
その様子だけを見て襲ってきた早乙女と営業の宮田を安斎が倒し、安斎は長谷川部長の犯人の仲間である事が証明できない為、氷室と安斎だけで先に行きます。
怪我をさせられた宮田と早乙女の二人をあおる長谷川部長。
どうするか少し相談するも安斎たちを追って倒すことに決め、後を追っていくのです。
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モンキーピーク9巻ネタバレ ここが面白い!
いまだに犯人の目的や人数がはっきりと分からない
猿の中に入っていた人物が薬害被害者の家族だったことから、薬害での恨みの線は強いです。
ただ、無関係な登山客や、警察の機動隊まで殺してしまうのはただ恨みを晴らすだけでしたら必要ないはずですし、まだ裏があるのかと非常に考えさせられます。
この巻で猿の仲間である長谷川が言っていた
「正しい結末へ導く」
と言うのがただ殺すのではなく、何か別の目的があるかと思わされます。
また、猿を4匹は倒しているはずですがまだ出てきており、果たして犯人が何人グループであるかも分からない所です。
まだ結末が見えない
普通なら電話さえできれば終わると思われている所、助けが来ても殺され、ヘリが来ても猿に落とされてしまいます。
早乙女達はどんどん山のきつい所へ誘導され、どうしたら帰れるのか先が見えません。
更に今回では敵の長谷川を仲間にしてしまい、長谷川を敵と気づいた安斎と氷室と決別し倒そうとしてしまっており、この先がどうなるのか想像が出来ません。
魔猿は本当にいるのか分からない
8巻で猿の被り物をした人間を落とした事により、猿の仲間以外の本当の魔猿がいる可能性も有ります。
ただ猿自体が沢山出てきており、果たしてその中に本当の魔猿がいたのかこっちサイドの視点では見分けがつかない所です。
ピーク9巻ネタバレの感想と犯人を考察
初めて敵サイドの視点である長谷川が現れた事により、謎が開かされていくのかと思われたのですが、むしろ謎は多くなった印象です。
しまいにはまた仲間同士で対立してしまい、今後どうなるか想像が出来ません。
ただ、仲間内の裏切り者についてはほぼ絞れたと思います。
- 唯でさえ人数は減っていて残り6人の中、犯人の仲間の長谷川を襲撃した氷室・安斎は白。
- いざと言う時に動けなくなるので登山準備をしていない宮田もほぼ白。
- 主人公の早乙女も回想シーン等をみても普通は白。
- 経理の佐藤も回想で今の状況を嘆いたり長谷川を怪しんでいるので普通なら白です。
その為、犯人の仲間が長谷川以外にいるなら強制的に庶務の林になります。
林は読者視点ですが、一切心の内は明かされておらず、意識不明の弟がいるとの事で薬害被害者家族である可能性は高いと思われます。
また、フードの刀の男は刀の趣味がある長谷川と思われていたのですが、同時に何度も出てきており途中の入れ替えがなければ別の人間だと思われます。
今後は安斎達と争う可能性が高く、その中でどう脱出するのか、猿たちと戦うのか、長谷川はどうなるのか、この先が待ち遠しい所です。
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