15話までのレムナント~獣人オメガバース~は。
トネリア卿の配下によりジュダの元から攫われ、山中に放置されてしまったダート。
薬によって思うようにならない体で、必死にジュダの元へ戻ろうとします。
途中、馬車が通りかかりますが、降りてきた男たちはダートがオメガであることを知り、暴行を加えます。
しかしダートに番としての拒否反応が出たため、彼らは目的を果たすことなく、そのまま走り去ってしまいます。
ダートは力尽きて気を失ってしまいますが、そこへジュダが駆け付けます。
意識のないダートを、しっかりと胸に抱き締めたところで16話へと続いていました。
前15話のネタバレ
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レムナント~獣人オメガバース~16話のネタバレ
そんなこんなでようやくほっとしながらも、楽しみに待っていた16話。
始まりはダートの夢の中。
子供の泣き声に、ダートの意識が浮かび上がります。
声の方に目を向けてみると、そこには幼い頃のダートがいました。
背を丸めて泣きじゃくる姿に、思わず手を伸ばすダート。
しかし、体は思うように動かせず、その手が幼い自分に届くことはありません。
そこへ、誰かが子ダートに近づいて来ました。
その存在に、幼い手を伸ばす子ダート。
顔の見えない誰かに抱き上げられ、安心したのか泣き止みます。
すっかり安心した表情です。
その様子を見て、ホッと息をつくダート。
自分もあんな風に、誰かに抱きしめてもらいたいと思っていたと。
そして、目を覚ましたダート。
ぼんやりとした明るさの中にジュダの後ろ姿を見つけ、思わず飛び起きます。
山中に倒れていたはずの自分が、なぜベッドに寝ているのか。
なぜ、ジュダがここにいるのか。
混乱したダートは疑問を口にしますが、それを聞いたジュダは激高します。
状況が飲み込めず、やや不満そうなダート。
そこで、体がちゃんと動くことに気が付きます。
どうやらダートが眠っている間に、ジュダが医者に診させていたようです。
最大の困難を乗り越えた二人、その先には――…
一つ一つ、ダートは記憶を辿って行きますが、なぜジュダに自分の居場所がわかったのか不思議そうです。
ジュダは、自分の人脈を全て使い、あらゆる街を探し回ったことをダートに教えます。
そこで仲間の一人が、「野垂れ死にしそうな番持ちのオメガ」について話す男に接触したそう。
確信はなかったようですが、裏を取る前に行動していたため、大事にならずに済んだのでしょうね。
ジュダはさらに、ダートのケガも大きなものではないこと、男たちにはきっちりと落とし前をつけさせたことを伝えます。
しかし何よりもダートの心を揺さぶったのは、ジュダがダートを探し回ったという事実でした。
ダートを胸に抱くジュダ。
顔を赤らめながら
例えお前が、逃げたいと思ったとしても手放さない、
と、すごい殺し文句。
それを聞いたダートは、弾かれたように体を離します。
その目からは、大粒の涙が…。
そうして二人は、しっかりと抱き合うのでした。
戻らなきゃ、いや、絶対に戻るんだ。
そんな強い意志で帰ろうとしていたダート。
しかし、思うように動かない体で、しかも飲まず食わず。
無事にジュダの元に戻れるという保証もありませんでした。
しかし、ジュダの腕に抱かれ、ようやく生きて戻った実感が湧いたのでしょう。
ダートはまるで縋るように、ジュダの胸へと顔を埋めます。
そんなダートに、ジュダはバロンから、ダートの悩みについて聞かされたことを告白します。
発情期が止まってしまい、妊娠できない体でジュダのそばにいることを、ずっと悩んでいたダート。
ジュダには知られまいと隠してきたことを本人の口から聞かされ、思わずびくりとします。
しかしジュダは、彼を責めるようなことはしませんでした。
苦しい思いに気づいてやれずすまなかった、
と、ダートの心情を思いやります。
しかしダートは、ジュダのせいではなく、傍にいられなくなる恐怖で問題からずっと逃げていたのだと言いました。
それを聞き、俺達は似ているとダートに触れるジュダ。
しっかりと向き合って「俺が傍に居る」と伝えます。
ずっと、ジュダと離れることを恐れていたダートにとって、この言葉がどれほど重いか。
ダートは思わず、ジュダをベッドへ押し倒します。
ようやく心が通じ合った二人。
何度も口づけを交わすうち、ダートに異変が訪れます。
心臓が脈打ち、体がどうしようもなく番を欲する。
その覚えのある症状は、まさしく発情でした。
久しぶりの発情だからか、「こわい」と怯えるダート。
助けを求めるように名を呼ばれたジュダは、ダートの発情に影響を受け始めた体でダートを押し倒します。
愛してほしい
涙を浮かべ、懇願するダート。
そう言われなくても愛してやる
そうしてジュダは、ダートの指に自分の指を絡めるのでした。
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レムナント16話の感想!この時がついに…!
長かったよ…本当に長かった…。
ダートを我が子のように感情移入していた私としては、本当に長い道のりでした。
ジュダを想いながらも、妊娠できない引け目から自分の想いを告げずにいたダート。
ダートに惹かれているのに、意地やつらい過去のせいで素直になれずにいたジュダ。
その二人が、ようやく結ばれました。
想定外のことから番ってしまった二人だから、想いを通わせるまでに時間が掛かってしまいました。
山中でダートが頑張っているのに、なかなか見つけられないジュダに喝を入れたくなってしまったことも、今ではいい思い出です。
しかし、ここで満足するわけにはいきません。
ジュダに思いを知られまいと、体を繋げている時も嫌だ嫌だと繰り返していたダート。
想いが通じて、待ちに待った発情も来て、これからが本当のお楽しみでしょう!
素直にジュダに甘えまくるダートも可愛い~(///ω///)
そんなダートを愛おしそうに抱きしめ、男前なセリフを連発するジュダもカッコいい!(* ̄∇ ̄*)
この二人が、どんな一夜を過ごすのか
その幸せな瞬間を、早く見たい!
ということで、いまでも十分温かい気持ちではありますが、最後まで見守るという思いで次話を待ちたいと思います。
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